神奈川・座間のしずの湯を徹底レビュー|銭湯の原風景でサウナを極める
神奈川県座間市、かつて「銭湯」として親しまれた場所に新たに誕生したしずの湯。
サウナと温浴を一体化した“銭湯×本格サウナ”という新しいスタイルが話題です。
セルフロウリュ2基・低め天井構造・住宅街の静けさが生み出す濃密な熱体験――。
駐輪スペースこそ限りがあるが、走って寄る価値は十分。
今回は、「バイクで行けるサウナを探しているけど駐車場やアクセスが気になる」
と感じるライダーに向けて、しずの湯をレビューしていきます!
“走ってととのう”神奈川ツーリングの新定番を、ここで見つけてみよう!!
- サウナ大好きライダー目線でしずの湯のレビュー
- 神奈川のサウナほとんど制覇している筆者の感想
- バイクで行くサウナの魅力
しずの湯とは?アクセス・基本情報
しずの湯の特徴とは
57年間続いた銭湯「亀の湯」をリノベーションして誕生した、
サウナのための新しい温浴施設です。

この施設は、サウナブランドを展開するyueグループが手がけており、
銭湯文化を現代のライフスタイルに合わせて再構築しています。
全国的に銭湯が減少する中、しずの湯は
「古き良き銭湯のぬくもり」と「現代的なサウナ体験」の両方を
楽しめる貴重な場所です。
専門知識を持つサウナ運営チームが、サウナーのために
細部までこだわって作り上げた施設といえるでしょう。
基本情報
2時間で1480円です。
タオル込みの値段になっています。
深夜料金は0時以降の清算が+500円かかるとの
記載がありました。
アクセス
アクセスは小田急相模原から12分の住宅街の真ん中にあります。
結構細い道を入っていくため、車でいく時は注意が必要です。
バイクで行く際は曲がる道を間違えないようにマップの案内が必須となります。



消火栓の看板を左
駐車場は10台、店の隣にあります。
バイクは店の前に駐輪することが可能です。
混雑状況|夜は少し多いが基本的には空いている!
僕は開店してから3回いきました。
全て夜の8時〜9時くらいの時間帯です。
個人的な感想としては、混雑していなく快適に利用できると思いました。
サウナイキタイのサイトによると、
混雑の口コミはちらほらあるものの、
基本的にサウナ室などは空いているようです。
人混みが少なく、ゆったり楽しめることも特徴と思います。
サウナ室の様子|サウナ・静寂、贅沢空間
サウナ室の特徴
しずの湯のサウナ室は、国産杉材を使用した3段構造で、
天井が低めに設計されているのが特徴。
20分おきに自動でロウリュが行われるオートロウリュサウナとなっており、
常に湿度が高く、体感温度が上がりやすい環境が整っています。
室温は90℃前後とされ、ロウリュのたびに一気に熱気が充満。
(筆者が行った時には93℃ 湿度80%越え)
夜間や土日にはアウフグースイベントも開催されており、
熱波師によるタオル捌きで強烈な熱波を体験できます。
公式インスタグラムのストーリーで熱波サービスが見られます!
感想|上段の灼熱ぶりにびっくり。
正直に言って、チョー熱いです(笑)。
10分ごとに自動でロウリュが始まり、天井が低いため熱気が一気に降りてくる感覚。
上段に座ると、まるで“熱のドーム”の中にいるようで、数分で全身から汗が吹き出します。
初めて入ったときは、「これ、本当に耐えられるのか?」と思うほどの熱さ。
しかも夜のアウフグースはさらに強烈で、上段で生き残るのはかなり難しい(笑)。
ただ、その分達成感と“ととのい”の深さは格別です。
注意点としては、天井が低めなので、立ち上がるときに頭をぶつけないように注意。
サウナ玄人も満足できる“攻めた熱さ”が味わえる一方で、初サウナーの方は下段スタートをおすすめします。
水風呂
水風呂の特徴
しずの湯の水風呂は、座間市の地下水を汲み上げて使用しており、
地元の自然の恵みをそのまま活かした仕様となっています。
飲用はできませんが、水質は非常に柔らかく、肌触りがまろやか。
温度はおおむね15〜17℃前後と、シングルほど冷たくはないものの、
長く入っても不快にならない“ちょうどいい冷たさ”が魅力です。
また、サウナ室のすぐ目の前に配置された導線設計も見事。
動線が短いため、熱々の身体をそのままクールダウンできる点が、
サウナーからも高評価を得ています。
感想|動線👍 シンプルが良い水風呂
この水風呂、本当にちょうどいい冷たさです。
“キンキン”というよりは“すっと染み込む”ような冷たさで、
長く入っても身体が痛くならない。
そして何より、サウナ室の目の前に水風呂があるこの導線。
考えられてますね。もう最高です。
サウナで焼き上がった身体を一歩で沈められるこの感覚――
まさに「整い動線の理想形」と言ってもいいほど。
派手さはないけれど、使い勝手と心地よさの完成度は非常に高いです。
ととのいスペース|しずの湯
ととのいスペースの特徴


しずの湯の休憩スペースは、館内に複数の「ととのいエリア」が設けられています。
メインエリアにはインフィニティチェアが6台配置され、
間隔も広めに取られているため、混雑時でも快適に休憩が可能。
さらに、2つの瞑想ルームが用意されており、
落ち着いた照明と静かな空間でじっくりクールダウンできます。
また、水風呂の隣にもう一つの休憩スペースが存在。
そこには、旧「亀の湯」時代から受け継がれた銭湯の壁画が飾られており、
銭湯文化を感じながら“整う”ことができる特別な空間となっています。
感想|ととのうところが多く、ととのい難民なし!
ととのいスペースの充実度は本当にすごいです。
館内にはインフィニティチェアが6台、瞑想室が2つあり、
それぞれがしっかりと“自分の時間”を作れるよう設計されています。
そして何より感動したのが――
水風呂のすぐ隣にある「亀の湯時代の富士山壁画スペース」。
ここで静かに整っていると、まるで昔の銭湯にタイムスリップしたような感覚になります。
これが、しずの湯にしかない“ととのいの原風景”。最高です。
外気浴はありませんが、館内の風通しがよく、程よく自然な風が入り込んできます。
結果的に、外気浴がなくてもしっかり“整える”場所です。
バイクで行くしずの湯の魅力
しずの湯は、座間街道沿いに位置する住宅街の中の銭湯サウナ。
座間街道は時間帯によって渋滞しやすく、やや走りづらさを感じるかもしれません。
しかし、その少し窮屈な道のりこそが、“銭湯へ向かう”という特別な時間を感じさせてくれます。
周囲の道は細く、車よりもバイクで走るのにちょうどいい道幅。
サウナ帰りにライトに照らされる住宅街の静けさが、
どこか懐かしい雰囲気を演出してくれます。
施設前にはバイク数台を停められるスペースがあり、駐輪しやすい構造。
入館料は一般的な銭湯よりやや高め(1,480円)ですが、
そのぶん館内が混雑せず、静かにゆったりと“整う”時間を過ごせるのが魅力です。
つまり――
しずの湯は、サウナを本気で楽しみたいライダーなら一度は行くべき施設。
「銭湯の古き良き情緒」と「現代サウナの熱さ」が共存する、数少ない“走って整う”場所です。
🧖♂️まとめ|しずの湯は“熱と静”が共存する銭湯サウナの理想形
しずの湯は、古き良き銭湯文化を受け継ぎながら、
現代のサウナ体験を融合させた唯一無二の施設です。
低天井による濃密な熱気、完璧な導線の水風呂、
そして富士山の壁画を眺めながら整える特別な空間。
そのどれもが「サウナーの理想」を体現しています。
銭湯のあたたかみと、熱波師によるアウフグースの圧倒的な熱。
この“懐かしさと刺激”の共存こそが、しずの湯の魅力です。
バイクで訪れるなら、夜の座間街道を抜けてたどり着く静けさもまた格別。
走り、汗をかき、整う――。
この一連の体験を通して、「走ってととのう」サウナ旅の本質がここにあります。
- サウナの熱を限界まで感じたいサウナー
- 銭湯の雰囲気と現代的な設備、どちらも楽しみたい人
- 外気浴がなくても深く整いたい人
- バイクで気軽に立ち寄れるサウナを探している人







